時間がない朝「あれがない!」「ここに置いたはずなのに!」と、探し物が見つからず焦った経験はありませんか?
朝から焦りやイライラからスタートするのはちょっと悲しいですよね。持ち物に振り回されず、自分でコントロールできたら、きっとスッキリした気持ちで1日をスタートできそうです。
今回は10冊以上の片づけ本を読んできた私が実践する「探し物がなくなる6つの方法」を紹介します。
こんな方におすすめ
・毎日探し物をしている
・探している時間がもったいないと思っている
・なんで探し物が多いのか分からない
・すっきりした暮らしをしたい
探し物がなくなる方法
ものの量を減らす
探し物が頻繁に起きる状態、それは「適正量を超えている状態」です。
1本のボールペンを探すとき、どちらが見つけやすいでしょうか?
・ケースが1つしかない、その中には数本しかペンが入っていない場合
・ケースが10個あり、そのケースが色んな所に点在している場合
ケースが複数あり、さらに部屋のあちこちに散らばっている‥最大10個のケースを確認する必要がありそうです。
ものが少ないというだけで、想像以上にものの管理が楽になります。
逆にパッとものの場所をイメージできない場合は、自分では管理しきれない量を持っている可能性が高いです。
まずは同じ用途のものを同じ場所に集めてみましょう。そうすることで、ものの全体量が把握できます。
同じ用途のものを複数持っていることに気付くと「本当に使うかな?」「こんなになくても大丈夫かな」と考えやくなり、手放しやすくなります。
本当に気に入ったものだけ買う
「安いから」「なんとなく」と手に入れたものは、汚れても気にならないことが多いかもしれません。このようなものは、特になくしやすく、探し物になりやすい傾向があります。
- 何カ月も買うか悩んでやっと手に入れた靴
- コツコツお金を貯めてやっと買えたゲーム機。
本当に気に入ったものや自分の時間をかけて手に入れたものは、特別に感じて丁寧に扱いたくなります。
本当に気に入ったものだけを手に入れるようにすると、意識して丁寧に扱うようになり、探し物が少なくなっていきます。
そのものの「特等席」を作ってみたり、作品のように飾るのもおすすめです。
そうすることで、その場所を見ると「気持ちいい」「嬉しい」という満足感を感じることができ、もっと他のものも大切にしようという気持ちが膨らんでいきます。
置き場所を決める
探し物をしないお家では、「ものの置き場所」が決まっていることが多いです。
バックや鍵、本、イヤホン‥毎回違う場所に置くと、「その場所」を毎回覚えておく必要があります。
しかし、1度限りの記憶なので、一夜漬けの試験勉強のように記憶は長く続きません。そのため、「どこだっけ?」と探し物が頻発しやすくなります。
むしろ置き場所を固定することで、思い出す負荷がなくなり、頭が疲れにくくなります。
外出していてもどこに何があるか把握できていると、不要な買い物が減り、お金も貯まります。
ラベリングする
ものの置き場所を決めたはいいものの、初めはたくさん覚えることがあって大変‥。
そんな時は、決めた置き場所に「ラベリング」するのがおすすめです。
わがやではストック用品の置き場所を決め、ラベリングしています。ものの位置がパッと見て分かるので、在庫管理が楽になりました。
ただ、初めは細かい分類にすると大変なので、「書類」「筆記用具」「ガジェット」など大きな分類で分けていきましょう。
ラベリングはマスキングテープやメモ帳、ふせんなど、家にあるものや自分が使いやすいもので始めてみましょう!
使ったら戻す
置き場所を決めたら、戻すことを意識していきましょう。
家事や仕事、子育てに追われていると、「今すぐ」戻すのがなかなか難しいときもありますよね。
もしそんな時があっても「自分は戻すこともできないのか‥」と落ち込まなくて大丈夫です!
- とりあえずBOXを作り、そこに入れておく
- 「寝る前・土曜日に戻す」などリセットする時間を決めておく
など、自分のタイミングでやる時間を決めておくと、「〇〇には片付いているから大丈夫!」と思えるようになるので気持ちが軽くなります。
自分のペースでできることから始めていきましょう。
使う場所におく
置き場所を決めて、この時間(この日)に片づける、と決めてみても、どうにも決めた場所に戻せない‥。
そんな時は「本来使う場所ではない所を、置き場所にしている」かもしれません。
・ゲームの充電ケーブルを、キッチンの引き出しに入れる
・くつ磨きのブラシを、洗面台の収納ケースに入れる
・洋服用のベルトを、玄関のシューズボックスに入れる
我が家でも、よく考えてみると「なぜここに?!」と思う場所に置いているものがあり、びっくりすることがあります。
「そのものを使っている場所のイメージ」ができないと、「思ったところにない!」と探すことになってしまうのです。
また、物理的に距離があったり、ワンアクションで取れないところを置き場所にしてしまうと、「めんどくさい気持ち」が勝ってしまい、戻すのが難しくなります。
・ゲームの充電ケーブルは、ゲームの収納ケースに一緒にする
・靴磨きで使うブラシは、靴と同じシューズボックスに置く
・ベルトは、いつも使うパンツと同じハンガーにかけておく など
「使う場所をイメージしやすいところ」「同じジャンルのものを一緒にする」ことで探し物が少なります。
おわりに
今回は「探し物がなくなる6つの方法」をご紹介しました。
- ものの量を減らす
- 本当に気に入ったものだけ買う
- 置き場所を決める
- ラベリングする
- 使ったら戻す
- 使う場所におく
初めは「使ったら戻す」が難しかったのですが、「ものの置き場(住所)」を決めると自然に戻す習慣がついていきました。
また、かつて勤めていた保育現場でも、実際に今回紹介した片づけ方法を実践しており、子どもたちが自分で片づけできる姿も見てきました。
ご自身の片づけにはもちろん、子育てや教育現場でも活用できる方法なので、気になった内容はぜひ試してみてくださいね。
身軽な暮らしで、気持ちと生活が楽になるアイデアを発信しています。
またいらしていただけるととても嬉しいです。