月に平均10冊以上の本を読む筆者が「身軽に暮らしたい方」へのおすすめの本を紹介します。
本を読んだなかで、学んだことや「やってみたい!」と感じたことを、1つでも行動に移すことで、確実に自分の世界が広がっていきます。
こちらの本を読むことで得られることと、行動に移したい内容もあわせてご紹介します。
こんな方におすすめ!
・残すものの基準が分からない方
・掃除が大変で、億劫な気持ちになっている方
・自分らしさってなんだろうと感じている方
ミニマリストの部屋づくり
著者 ブログ「ミニマリスト日和」 おふみ
発行日 2016年9月30日
どんな内容がかいてある?
心がほっとするイラストを通して、自身のミニマリズムを発信するミニマリストおふみさん。
「運が悪いな」と感じてから、ものの見直しをしていくことで、今までのトラブルがみるみる落ち着き、人生が動き出した感覚を実感したようです。
- 後悔しないモノの手放し方・選び方
- 常識より「正直」を大切に ミニマリストの収納術
- スッキリなのにほっこりする ミニマリストの飾り方
- 日々の小さな習慣で 心もスッキリ&ほっこり術
4つのテーマに分かれた内容の中にイラストも満載で、読書が日常習慣にない方でも読みやすいと感じました。
おふみさんが目指す、スッキリしているけれどどこかあたたかくて、ほっとする家作りの工夫がぎゅっと詰まった一冊です。
「自分の大切なものを、今まで以上に大切にしていきたい」「少ないものでも、自分らしさが溢れる家づくりにしたい」と考えている方にぴったりの暮らしの整え方が見つかるかもしれません。
この本を読むことで分かること
掃除がつらいと感じたら、楽にできる量まで減らすのが◎
「掃除がつらい」と感じているなら、あなたが掃除下手なのではなく、ものが適正量を超えているせいかもしれません。
引用元:P24 「残す・手放す」の境界性
掃除をする際、アクション数が多ければ多いほど心の重荷が増えていきます。
例えば「ものが多いテーブルを綺麗にする」といったとき、必要なアクション数を細分化してみると以下の通り。
- テーブルの上にある「必要・不要」を仕分ける
- 不要なものは手放す方法まで考える(捨てる・売る・譲る)
- 必要なものでテーブルに置いているものは別な場所へ移動する
- 必要なもので他に置き場所があるものはその場所に片づける
- テーブルの拭き掃除をする
- テーブルの上に置いているものを戻す
「テーブルの上を拭こう!」と思い、実際に拭き掃除に辿り着くまでに、「必要・不要の判断」や「ものの移動」によって脳や身体を使う必要が出てくるので、思っていたよりもやることが多くて疲れてしまう。
それによって、「掃除=時間がかかって大変」→なんだかやりたくないというループになると感じました。
そこで、おふみさんがおすすめするのは「掃除が楽しい!(楽!)と感じられるまで、ものを減らす」という方法です。
我が家では、ダイニングテーブルの上にものを置いているため、拭き掃除までの道のりがとても長く感じて億劫に感じていました。
拭き掃除しやすいようものを置かない工夫や、置いたとしても移動しやすい箱などを活用して、楽に掃除できる動線を考えることがコツだと分かりました。
理想を明確化してから取り入れる
飾りたいと思ったら、人に説明できるくらいゴールを具体的に描いておきましょう。
P100 理想をハッキリさせてから飾る
「憧れの部屋のイメージはあるけれど、どうすれば実現できる分からない‥」
おふみさんのおすすめは、雑誌やインスタなどでお気に入りを集めて、自分なりの「アイデアスクラップ」を作ること。
私はアニメが好きなのですが、好きなキャラクターの画像を集めて見てみると「精神的に強い・包容力がある・好きなことに一途!!!」など、共通点が見つかることがありました。
お部屋づくりにおいても、自分のすきなもの・雰囲気・色などの共通点を探り、明確化することでどんなものが必要かイメージしやすくなると感じました。
私はイメージが先行するタイプで、言語化して相手に伝えることが得意ではないので、共有する際には色々な写真を見せながら、好きな雰囲気を伝えていきたいと思います。
この本を読んで行動に移したいと思った内容
使えるけど不快なものは手放す
積極的に見直したいのが「機能的には問題なく使える実用品」です。
P26 使っているけど不快なモノ&愛着のない実用品は手放すべし
実用品・不用品は4つのカテゴリーに分けているおふみさん。
- 愛すべき実用品(お気に入りのもの)
- 愛すべき不用品(パワーをもらえるもの)
- 機能的には使える実用品(使っていて不快ではない・不快なもの)
- 愛していない実用品(使っていないもの)
使っていない実用品を手放すのはもちろんのこと、機能的には使えるけれど「使っていて不快」と感じるものも手放す対象にしてはどうかという提案でした。
・安いから買ったカラフルなプラスチックの食器
→色味が強くて本当は気に入っていない‥
・会社名が入っている、試供品でもらったボールペン
→使っていて本当はテンションが上がらない‥
「本当は別なものを使いたいんだけど‥」という気持ちで使っているものを手放し、「これでいい」から「これがいい!」というもの選びをしていきたいと感じました。
消耗品は手放す時期を決める
下着類やタオルなど肌に直接触れるモノは、洗濯頻度も高いため、想像以上に痛みや摩耗が早いです。そこで、アイテムごとに点検時期を決めています。
P34 摩耗品は手放しサイクルを明確に
靴下や肌着など、「まだ使えるから」と入れ替え時に悩みますよね。そこでおすすめなのが、もの別に点検時期を決めるという方法です。
<おふみさんの例>
- 基本的に季節の変わり目にチェック(3月末・9月末)
- 下着 年1回 毎年年末に総入れ替え
- タオル、タイツ 2~3年に1回
- 化粧品 年1回(使用期限を目途に)
- 靴 その都度(合わないものは手放す)
「変えたいと思っているけれど‥」という気持ちと、「新しいものを選ぶのも大変だからやめとこう‥」という気持ちがせめぎあい、判断を先延ばしにしていた私にとっては目からうろこでした。
今回は、書籍「ミニマリストの部屋づくり」のご紹介でした。
手に取って、または目で見て「なぜか分からないけれどもやもやする‥」ときは、理想が明確になっていない状態で、なんとなく取り入れてしまったものだったんだということに気付きました。
もったいないからという理由でお迎えして、たんすの肥やしになっているなんて、そのものにとっても悲しいことだと痛感します。
吟味しつつも、時には失敗しながら「これでいい」から「これがいい!」のもの選びを楽しんでいきたいと思います。
書籍の内容が気になっていた方の、少しでも参考になる内容があればとても嬉しいです。
\他にも暮らし・節約など身軽な暮らしに役立つ、いろいろな本を紹介しています/