お気に入りの少数精鋭の服を選んでいくには「手放し方」や「手放す順番」がポイントになります。
「たくさんの服があって手を付けられない‥」と感じる方は、トップスごと、アウターごとなどカテゴリー別に分けても実践できる方法なのでご安心ください。
今回はお気に入りの洋服を見つけるためにおすすめな「洋服の上手な手放し方」をご紹介します。
こんな方におすすめ
・洋服が多すぎて、逆に着る服がない(選べない)
・しまう場所がないのにセールで買ってしまう
・1度も着ていない服が何枚もある
・他の人の服が気になり、自分に自信が持てない
洋服の上手な手放し方
「現状を把握する」作業を行ってから手放すと、驚くほどスムーズに手放すことができ、新しくものを選ぶときに満足感が高いものを選べるようになります。
①必要な枚数を数えてみる
- 洋服が数百着以上ある
- 同じ用途や色、デザインの服がたくさんある
- 必要そうだからつい買っちゃう
- クローゼットに入りきらず、ソファに山積みになっている
こういう状態に悩んでいる方は「必要以上の物量を持っている」状態で、持ち物が把握が難しいため、どんどん増えてしまう方が多いかもしれません。
そんな方におすすめなのは、実際に必要な枚数を考えてみる方法です。
洗濯サイクルを考えて、現在 本当に使っている枚数を数えることで「意外と〇着くらいで生活していけるんだ!」と現実的に必要な枚数に気付くことができます。
「ないと困るかも‥だから買っておいた方がいいかな‥」が劇的に減っていきます。
< Let’s try it ! >
洗濯回数や実際に必要な服の数を数えてみましょう!
①1週間に何回洗濯をしますか?
②洗濯サイクルを考えて、最低何着あれば足りますか?
< write out ! > 例
・1週間に3回洗濯する →最低でも1カテゴリー3~4枚あれば足りる
・毎日洗濯する(乾燥機つき)→最低でも1カテゴリー1~2枚あれば足りる
もし毎日洗濯する(乾燥機つきの)場合は、究極、アウター・トップス・ボトムス・靴下など1~2枚でも生活していけるのです!
「究極枚数で暮らす挑戦にわくわくする!」という方はぜひ挑戦してほしいですが、ある程度予備のお洋服・TPOに合わせた服がほしいと感じる方も多いと思います。
でも、天候によって乾かないことや、着替えが必要な場合も「必要枚数+3枚くらいあれば生きていけるのでは?」という気持ちになってきませんか?
「そんなにたくさん持たなくても大丈夫なんだ」と気付くだけで、心も体も身軽な暮らしに近づいていきます。
②カテゴリーごとに必要な枚数を書き出す
洗濯頻度で出てきた必要な枚数と共に、仕事やプライベートなど、自分なりに「これくらいなら暮らしていけるかも!」と思えるラインを考えてみましょう!
< Let’s try it ! >
今シーズンは何枚必要?
< write out ! > 我が家の例
※1週間に3回洗濯する → 最低でも1カテゴリー3~4枚あれば足りる
・アウター 3枚
・トップス 6枚
・スカート 3枚
・ボトムス 2枚
・ワンピース 2枚
・靴下 5足
・靴 4足
・帽子 2つ
・・・(ストールやアクセサリーなど自由に足してOK!)
この作業をすることで「本当に必要な枚数ってこれくらいなんだ!」と、今あるものに気付けるマインドになっていきます。
これから行う手放しの作業で「足りないと困るし取っておこう」「もったいないけどまだ着れるよね」と思ったときに初心に振り返るきっかけになるので、ぜひ紙に書いたりして、目に見えるところに置いてみてください。
③クローゼットの中身を全出しする
次はクローゼットの中身を全て出してみましょう。
たんすや衣装ケースに閉まっているとコンパクトに見えますが、実際に出してみると想像しているよりもたくさんあったりします。
もし数百着以上持っていて、全出したら手に負えなくなりそうな場合は「トップスだけ」「スカートだけ」などカテゴリー別に出してみましょう。
同じカテゴリーのものを出すことで、物量が把握できます。
< Let’s try it ! >
①今持っている枚数を数える →何枚?
②さきほど出した「必要な枚数」と比較する →多い?少ない?
③比較した結果、どんな風に感じましたか?
④なぜそう感じましたか?
< write out ! > ④感じたことの例
・安いを理由に考えずに買っていたから、思ったよりも2倍多かった
・試着せず買って家で着たらなんか違かったから、1回も着ていない服を見て複雑な気持ちになった
・周りに合わせて買ってたから、適正量な気がしていたけど気にっていない服が多い
・必要な枚数が揃っているから、どれも本当に着てる服でちゃんと着まわせてた
「なぜそう感じたか」の理由が、次にお洋服を選ぶときの気づきになります。
④1年以上着ていない服は手放す
ここから実際に手放すという作業に入っていきます。
まずは「1年以上着ていない服」は手放しましょう。
お気に入りのお洋服は、シーズンが着たら自然に着用回数が増えるもの。
逆にシーズンが着ても着用しない洋服は、どこかに手が伸びない理由があります。
「今シーズンは着なかったけど、来シーズンの自分に着るかもしれないし、その時にまた考えよう!」
→この考えは判断を先延ばししているだけです!
「やっぱり着ないんだよなぁ‥」と思いながらもやもやする気持ちは、今シーズンで断ち切りましょう!
もし本当に必要ないか判断が難しい場合は、シーズンが終わるまで「保留box」に入れておいて、本当に着なかったら捨ててみるのがおすすめです。
<この思いが出てきたら、こう考えてみましょう!>
・「高かったから‥」
→メルカリやラクマなどのフリマサイト、店舗で買い取りしてくれるサービスへ!早めに売った方が、売れやすく価値がつきやすいです。
・「もらいものだから‥」
→気持ちをいただいて感謝する。「本当は使わないんだよな‥」と思いながら持つと相手もものも悲しみます。無理に手放す必要はないですが、「いただいた後にどうしていきたいか」は自分自身で決めてよいと思っています。
⑤状態の悪い服は手放す
穴あき、ほつれ、毛玉、色褪せ‥まだ着れると思っていても、客観的に見たら意外と目立っていて、だらしない印象に繋がることも!
ものを長く大切に使い続けることも もちろん大切ですが、状態がわるいものに身を包まれていると、自分の気持ちが後ろ向きに引っ張られやすくなります。
もしお気に入りの洋服の場合は、自分で補強や汚れ落としなどできる場合は試してみるのもおすすめです。
その上でも綺麗にならない(もやもやの気持ちが残る)場合には、「自分なりにできることをやったから」と思えるようになり、手放す決心がつきやすくなります。
⑥実際に着てみて体型や好みに合わないものは手放す
5年前に買った流行の服‥今着てみると「あれ?なんか違う」と感じることはありませんか?
「あの頃は1番のお気に入りだった洋服」も年齢が変わり、成長と共に気持ちが変化していきます。
実際に着てみて、「その服を着た”今”の自分の姿」「着心地」「色」「丈」「大きさ」「気持ち」などに触れてみましょう。
<この思いが出てきたら、こう考えてみましょう!>
・「あの別な服には合うかも?」
→実際に合わせてみて、しっくりこなかったり、他の洋服で代用できる場合は手放す。
・「もしかしたら〇〇の時に着るかも?」
→保留boxに一時的に置いてみて、その時に使わなかったら手放す。または1年着なかったら手放すなど期限を決める。
・「似合ってるような気もするけど‥どうなんだろう?」
→第三者に見てもらって、自分でもいいと思える場合は残す。微妙な反応で、自分でも着ていると微妙だな‥と感じた場合は手放す。
⑦「お気に入り」「着やすい」「なんとなく」に分ける
このステップまで来たら、洋服の数がかなり減っている方が多いのではないでしょうか。
ここで終わりでもいいのですが、お気に入りの少数精鋭にするためのもう1ステップ。
残した洋服を3つのカテゴリー(お気に入り・着やすい・なんとなく)に分けてみましょう!
- お気に入り
迷うことなくここに入る洋服は、その名の通り、とってもお気に入りのお洋服です!
自分の好きな系統や色、素材はどんなものでしょうか?
新しく購入するときのヒントになるので、ぜひ「好き」を言語化してみましょう!
- 着やすい
お気に入りとまでは行かないけれど、着やすくて着用回数が多いものです。
自分の好きな素材感のヒントになるので、買い替えのときにお気に入りのデザインと入れ替えていくと満足感の高いものが見つかりやすくなります。
- なんとなく
ここのカテゴリーが「気に入っているわけじゃないけど、もったいないから捨てにくい」ものたちです。
「お気に入り」と「着やすい」の洋服が必要枚数分ある場合は、手放しても生活していけます!
これを機になんとなく着ているものを手放したり、お気に入りに入れ替えをしていきましょう。
自分の必要枚数とお気に入りで過ごすと、ご機嫌で過ごせる時間が増えていきます。
「着やすい」「なんとなく」が「お気に入り」だけになった時のクローゼットは格別だと思います。
私自身、「全てがお気に入り」に到達する途中ですが、入れ替えをしていって好きな色や形の服が増えていくことで、そんな気持ちを感じています。
洋服の量が多いと初めは大変かもしれませんが、シーズンごとに見直していくことで少しずつ「自分の好き」が洗練されてくと思います。
おわりに
今回は「お気に入りの服で過ごすための洋服の上手な手放し方」をご紹介しました。
- 必要な枚数を数えてみる
- クローゼットの中身を全出しする
- 1年以上着ていない服は手放す
- 状態の悪い服は手放す
- 実際に着てみて体型や好みに合わないものは手放す
- 「お気に入り」「着やすい」「なんとなく」に分ける
ふと環境問題を考えたとき、不要な服が大量にある状態や、着ないものを捨ててしまうことに違和感を覚えました。
その状態を減らすためには、まずは「なんとなく買う」を減らし、確実に使い切れるものを選ぶことが重要だと感じるようになりました。
本当にお気に入りを選ぶこと・必要最低限にすることは、自分の暮らしにメリットが増えるだけではなく、環境にも良い影響に繋がるのではないかと思っています。
身軽な暮らしで、気持ちと生活が楽になるアイデアを発信しています。
またいらしていただけるととても嬉しいです。