月に平均10冊以上の本を読む筆者が「身軽に暮らしたい方」へのおすすめの本を紹介します。
本を読んだなかで、学んだことや「やってみたい!」と感じたことを、1つでも行動に移すことで、確実に自分の世界が広がっていきます。
こちらの本を読むことで気持ちを揺さぶられた内容(学び・感動・高揚感など)、行動に移したい内容もご紹介していきたいと思います。
子どもと楽しく学ぶ片づけの教科書
著者 整理収納アドバイザー1級 清水幸子(母)・麻帆(娘)
発行日 2023年9月12日
こんな方におすすめ!
・ものがたくさんあって、部屋が片づかない
・子どもが自分で片づけできるようになってほしい
・具体的な収納方法を知りたい
どんな内容がかいてある?
整理収納アドバイザーの資格を持つ清水さん親子が、年齢別に分かりやすく収納方法を紹介しています。
- はじめてでもよくわかる整理収納講座
- 0~3歳のよくあるお悩みケーススタディ
- 4~6歳のよくあるお悩みケーススタディ
- 7~9歳のよくあるお悩みケーススタディ
- 10~12歳のよくあるお悩みケーススタディ
- 13以上のよくあるお悩みケーススタディ
「子どもの作品はどうやって保管する?」「交じり合う兄弟の絵本、分かりやすくするには?」などのよくあるお悩みに、写真付きの実例が豊富に掲載されています。
子どもだけではなく、大人も使える収納術がたくさんあるため「部屋をすっきりさせたいけれど、片付け方が分からない」と悩む方におすすめの一冊です。
この本を読むことで分かること
小さい頃から片付けを学ぶメリット
1 判断力・決断力が身につく
2 段取りする力や応用力が育つ
3 思考力が深まる
4 達成感により自己肯定感が高まる
5 ものや人を大切にする心が育まれる引用元:P8 子どもの頃から片づけを学ぶと良いことがいっぱい!
私は保育園で1~2歳児担任としてはたらいていました。ちょうどものの区別がついてくる時期、片づけで箱に戻すときには「優しく、そ~っと入れようね」と声掛けをしていました。
その数日後、片づけの時に「投げて箱に入れたら、くまさん(ぬいぐるみ)はどんな気持ちになるかな?」と聞いてみると、少し考え後に「くまさん、いたいいたい、なる(だから優しく箱に入れてあげる)」と教えてくれました。
判断力や思考力が深まるなど、毎日の繰り返し片づけをする中で、まさに本書に書いてある効果を実感していました。
楽しみながら、多角的な成長に繋がる「おかたづけ」。「どうしてそうした方が良いか」という理由も一緒に考えながら、子どもと取り組んでいきたいと感じました。
片づけの負担を減らす方法を考える
<お悩み>
増え続けるおもちゃ、収納スペースが足りません。ケースにごちゃごちゃに入っているので使いにくいです‥。
<解決方法>
適正量を超えていることが原因かも!
・使っていないおもちゃは手放す
・種類ごとに分けて収納する
・ケースと棚にラベリングすると戻しやすい引用元:P44 0~3歳のお悩み
子どもの興味・関心は徐々に変化していきますよね。その中で、今は使っていないおもちゃが混在していくと、スペースが足りなくなる原因になります。
解決する方法は、今をベースにして要・不要を分けること。
すぐに手放すと「あのおもちゃどこ~?」と子どもが思い出したときに必要になる場合もあるので、一時保管ボックスに入れておき、一定期間経ったら手放す方法がおすすめです。
「この服、1年位着てないなぁ‥」「このキッチングッズ、1回も使ってないなぁ‥」など大人の持ち物にも使える解決法なので、手放し方が分からない場合は「今をベースにして要・不要を分けること」を実践してみてください。
この本を読んで行動に移したいと思った内容
病院関係のものを人別に管理する
<お悩み>
家族の診察カードやおくすり手帳を分かりやすく管理したいです。
<解決方法>
病院に持っていくアイテムは、人ごとにまとめておくと便利です。収納ケースは色で分けたり、ネームタグをつけたりするのもおすすめ!引用元:P120 大人の持ち物のお悩み
年齢が小さいうちは病気にかかることが多いですよね。現在、自分の病院関係のものは無印のパスケースにまとめていますが、子どもの病院は私でもパートナーでも対応できるようにしていきたいと思います。
本書では100円ショップにある「ソフトビニールケース」を人別に分けて管理する方法をおすすめしています。
ひとまとめにすることで、眼科や内科など違う科の病院に行っても、必要なものを忘れずに持っていけるのがいいなと感じました。
お支度ボードで必要なものを視覚化する
<お悩み>
ついうっかりの忘れ物を解消する方法をしりたいです。
<解決方法>
マグネットなどで作れる、お支度ボードを作れば、子ども自身で必要なものを準備できるようになる!引用元:P71 4~6歳のお悩み
「自分のことは自分でできる力を育みたい」そう感じている親御さんも多いのではないでしょうか。でも、出来たかどうか毎日「コップ入れた?」「ハンカチ入れた?」と確認するのは大変ですよね。
本書では、マグネットボード内に「毎日持っていくもの」というタイトルをつけ、持っていくものが書かれたマグネットシートを貼るという方法をすすめています。
チェックリストのような感じで、子ども自身で「コップある、ハンカチある‥」と確認することが出来るようになります。
自分で考えて必要なものを準備することで、先を見通す力や思考力が身につきます。日々の小さな積み重ねから、「私(僕)って、自分でできるんだ!」という自信を持てるような働きかけをしていきたいと感じました。
1 Canvaで正方形のベースを作り、素材>「表」を検索>好きな表を選ぶ
(線を引くことで印刷した時に綺麗に切りやすい)
2 素材>「ぼうし」や「コップ」を検索>好きなデザインを選ぶ
3 テキスト>好きなフォントを選び、名称をつけて完成!
Canvaという無料デザインツールを使って、15分くらいで作成できました。
印刷したものをラミネートしたり、透明テープで磁石に張りつければ、お手製のお支度ボードが出来そうです!
今回は、書籍「子どもと楽しく学ぶ片づけの教科書」のご紹介でした。
可愛いイラストと写真が豊富なので、お子さんと一緒に読んでも楽しめる一冊だと感じました。
Q&A式なので1つ1つが簡潔で、隙間時間にもサクサク読み進められました。
視覚的に理解しやすいお支度ボードを作ってみて、他にも絵カードやカルタなど、他の知育教材にも応用できそうです。
手作りには温かみ(&節約効果!)があるので、時間を見つけつつ、子どもの成長を後押しできるようなものを作っていきたいと思います。
書籍の内容が気になっていた方の、少しでも参考になる内容があればとても嬉しいです。