月に平均10冊以上の本を読む筆者が「身軽に暮らしたい方」へのおすすめの本を紹介します。
本を読んだなかで、学んだことや「やってみたい!」と感じたことを、1つでも行動に移すことで、確実に自分の世界が広がっていきます。
こちらの本を読むことで得られることと、行動に移したい内容もあわせてご紹介します。
人生がときめく片づけの魔法
著者 近藤麻理恵
発行日 2011年1月15日
こんな方におすすめ!
・片づけ方が分からず部屋が散らかっている
・理論的ではなく、感覚的に片づけをしたい
・自分の暮らしや価値観を変えたい
どんな内容がかいてある?
小さい頃から数十年、自分なりに片づけを研究してきた近藤麻理恵さんこと”こんまりさん”。「心のときめき」に従うことで、一度行ったらリバウンドしない片づけの方法を5つの章に分けて紹介しています。
- 片づけても、片づけても、片づかないのはなぜ?
- まずは「捨てる」を終わらせる
- 「モノ別」に捨てるとこんなにうまくいく
- 人生がキラキラ輝く「ときめき収納レッスン」
- 人生がドラマチックに変わる片づけの魔法
「ときめくものだけ残す」という、自分の感情や直感に従った片づけ方法なので、感覚的に共感しやすく取り入れやすい内容が多い印象を受けました。
「ときめきって具体的にどんな風にするの?」と気になっている方や、「一度で大きな片づけを終わらせたい!」と感じている方におすすめの一冊です。
この本を読むことで分かること
まずは「捨てる」を終わらせることが重要
この本は「一度片づけたら、絶対に元に戻らない方法」を書いた本です。
まずは「捨てる」を終わらせてください。
そして、一気に、短期に、完璧に片づけてください。これを正しい順番で行うのです。引用元:P1 はじめに
毎日少しずつではなく、一気に片づけることで空間がガラリと変化します。結果が目に見えて分かるので、「やった分だけ変わるんだ!」ということが体感でき、やる気が継続し、リバウンドしにくい仕組みが作れます。
しかし、「一気に捨てると言っても、好きなものから手を付けてもいいわけではない」と著者は語ります。効率よく片づけを進めるためには「順番」がとても重要です。
順番に沿って、1つ1つ判断して進めていくことで自分なりの判断基準が分かるようになり、思い出の品に手を付けた時「これは本当に大切だから残そう」「写真に撮ってから手放そう」「執着してたことに気付いた」など、本当に必要かが分かるようになります。
触った瞬間に「ときめき」を感じるかどうかで判断する
「捨てる」ことだけを考えて片づけをすると、不幸になります。なぜなら、本来片づけで選ぶべきなのは、「残すもの」だからです。
引用元:P62 まずは「捨てる」を終わらせる
この本の主題である「ときめき」は、「持っていて幸せかどうか」つまり「持っていて心がときめくかどうか」を残す基準とすること、と書かれています。
クローゼットの前で「これはときめいてるからいる!」というように判断するのではなく、1つ1つのものに実際に触れ、じっとものと向き合うことが必要です。
- どんなところに「ときめき」を感じるか
- 持っていることで気持ちが「わくわく」するか
- 持っていると「最高の自分」でいられるか
静かな部屋で、そのものを手に取ったときの「体の反応」を感じてみる。持っていて幸せなものは、触り方や表情に現れます。
実際に触りながら、ものと向き合ってみると、本当に好きなものに対しては「幸せと感じる感覚」を実感することができました。
「本当にお気に入りと感じるものだけで暮らせたら、心が満たされた状態で毎日過ごせそう!」と実践しながら、わくわくした内容でした。
行動に移したい内容
「場所別」から「もの別」に管理する
「場所別・部屋別に片づける」は片づける上で致命的な誤りなのです。
なぜなら、同じカテゴリーのものでも収納場所が二カ所以上に分かれているケースがあるからです。引用元:P39 片づけても、片づけても、片づかないのはなぜ?
ものが多いときには、1つの収納ボックスに収まらず、他の収納ボックスにしまうことがありました。「あれ?ここにも化粧品があったんだ!」と同じ用途のものを重複して買ってしまうこともしばしば‥。
ものが減った今でも、「同じカテゴリーは同じ場所にしまう」を意識していましたが、改めて家の中を見てみるとパートナーと共有のストック品が複数個所にありました。
一緒に買い物へ行き、帰宅した後、「買ったもの、ソファに置いとくね」とパートナーが置いておくのが不思議でたまりませんでした。聞いてみると「しまう場所が分からないんだよね‥」と申し訳なさそうに教えてくれました。
分かりやすい場所に置き場を作っているつもりでしたが、共有ができていなかったことに反省しました。
情報量を減らす
すっきりしたお家に住むKさん。実際にお家に伺ってみるとたしかに綺麗。でも、どこか心に引っかかる‥。
収納を開いたときに見える「情報の多さ」が、部屋の中にざわざわ感をつくりだしていたのです。引用元:P219 人生がキラキラ輝く「ときめき収納レッスン」
真っ白でなにもない部屋に置いた1枚の絵画。美しいコバルトブルーで描かれた海と、太陽に照らされて輝く色とりどりの花たち。
その絵画だけが際立つ、まるで美術館のようなお部屋なら、落ち着いた空間で鑑賞に集中できそうです。
でも、色とりどりの絵画が四方八方に飾られ、絵の説明がびっしり書かれた説明パネルが壁一面にあったら?「その場にいるだけで疲れる空間」の出来上がり!
無意識のうちに、色物・柄物・商品説明のラベルなどの情報が入ってくる場所にいると、集中することが難しい状態になってしまいます。そこでおすすめなのは「情報を見えなくする」方法です。
- 引き出しや棚の中にしまう
- 商品ラベルをはがす
- 落ち着いた色味のデザインを選ぶようにする
- 白い収納ボックスや袋に入れる
- 本当に必要か考えてみる
どうしても出しておく必要があるものは、自分の気持ちが落ち着く色味やデザインのものを選ぶことですっきりとしたお部屋に近づいていきます。
今回は、書籍「人生がときめく片づけの魔法」のご紹介でした。
「ときめきって一体どういうことだろう」と、ずっと気になっていた一冊。
実際に読んでみると、見栄や周りの目を気にせず、自分の本当の気持ちに従った片づけ法であることが分かりました。
誰がなんといっても、これは自分にとってすごく大切!!
そんな風に思えるものに囲まれた暮らしを目指して、これからも日々ものの見直しをしていきたいと思いました。
気になっていた方の、少しでも参考になる内容があればとても嬉しいです。
\他にもいろいろな本を紹介しています/