月に平均10冊以上の本を読む筆者が「身軽に暮らしたい方」へのおすすめの本を紹介します。
本を読んだなかで、学んだことや「やってみたい!」と感じたことを、1つでも行動に移すことで、確実に自分の世界が広がっていきます。
こちらの本を読むことで得られることと、行動に移したい内容もあわせてご紹介します。
働く女子のわたしらしく「書く」習慣
著者 亀山ルカ
発行日 2023年4月1日
こんな方におすすめ!
・気持ちの整理方法が知りたい
・夢や理想の暮らしを叶えたい
・ノートの活用方法を知りたい
どんな内容がかいてある?
フリーランスとしてSNS発信や韓国雑貨のショップ運営を行っている亀山ルカさんが、人生が変わっていく「書く」習慣を4つの章に分けて紹介しています。
- 整理するために書く
- 叶えるために書く
- 伝えるために書く
- 楽しむために書く
TO DOリスト、スケジュール帳、日記、やりたいことリスト、読書記録ノート、勉強用ノートなど、色々なノート術が載っています。
亀山さんが実際に使っているノートの写真がたくさん掲載されていて、「どんな風に書けばいいか分からない」という方にも分かりやすい内容になっています。
また、著者の書く丸文字や、シールのデコレーションなど、可愛いノート内容たちにも癒される一冊です。
「やりたいことを確実に叶えていきたい」「ノートやスケジュール帳の使い方が知りたい」という方におすすめの一冊です。
この本を読むことで分かること
日記を書くことで3つのメリットが得られる
①言語化が得意になり、思考がクリアになる
②ポジティブな出来事に目を向けられるようになる
③感情と向き合うことで、行動を変えられる引用元:P60 毎日日記を書くメリット
読書感想文、企画書、ブログ‥いざ書こうとしても、書きなれていないと「なにを書こう‥」と手が止まってしまいますよね。
そこで、おすすめなのは日記を書くこと。自分以外には見せないものなので、文法や誤字・脱字を気にする必要がありません。
私は「モーニングノート」という、寝起きに思いついたことを書き出すノート術を1ヵ月ほどやっています。
ポジティブ・ネガティブ関係なく、「今感じている自分の気持ち」を出すことで「本当はこうしたいと思っていたんだ!」と気付くことが多くなりました。
また、日記(自分の気持ち)を書くことで、客観的に自分の感情と向き合える機会が増えてきたことを実感しています。
その結果、今までモヤモヤや、怒りで終わっていた感情に対して「次はこうしてみたらいいかも?」という、前向きな行動指針が出てくることが多くなりました。
仮説と検証から、叶えたい夢に近づける
書くことは、仮説と検証を繰り返したり、アイデア出しを行ったりするのにぴったりの方法です。
引用元:P76 書くと叶う理由
「今すぐ目標を考えて!」と急かされると、咄嗟に出てこなかったり、周りの環境に引っ張られたものが出てくる可能性がありますよね。
そんな時、感じたことを日々書き留めていると、「潜在意識下の本当の目標」に気付きやすくなります。
書くことで自分の気持ちを整理できるようになると、「本当にやりたいこと(目標)」が見つかる可能性がぐんっと高まります。
例えば、こんなことをノートに書き留めていたとき、こんな「潜在意識下の本当の目標」が出てくるかもしれません。
<書き留めたこと>
・甥っ子と遊ぶとき、楽しいし、こんな風に成長の手助けになることがやりたいなぁ。
<潜在意識下の本当の目標>
書き留めていたことから、心の奥底に「保育士をしたい」という気持ちがあったことに気付いた。
そうして目標が出てきたら、「仮説(疑問)」と「検証」をして、自分なりに実験結果を蓄積させていくことで、目指すべき目標がより明確になっていきます。
【仮説(疑問)】
・保育士になるためには手遊び歌をたくさん知ってた方がいいかも?
【検証】
・実際に調べてみたら、年齢によってできる内容が違うんだ!
【仮説(疑問)】
・ところで私は何歳くらいの子の先生になりたいんだろう?・・・
仮説と検証をノートにまとめておくことで、「本当にこの目標でいいのかな‥」と不安になった時に、「自分はこんな思いから、この目標を選んだんだった!」と初心に帰るきっかけにもなります。
なんとなく目標がぼんやりしている、と感じる場合にぜひ試してみてくださいね。
この本を読んで行動に移したいと思った内容
目標を習慣に置き換える
目標を決め、そのための行動を細分化できたら、それを習慣としてきちんと実行できているか管理する必要があります。
引用元:P86 目標を習慣に置き換える
目標を達成するためには、「1日1日の行動」つまり「習慣」が重要です。
例えば「ダイエットをして痩せる!」という目標を掲げたとき、1日15分の運動だとしても、毎日続けたら 91時間くらい運動できる計算になります。こんなに運動出来たら、痩せるという目標が達成できそうな気がしませんか?
毎日少しずつでも、継続することで予想以上の時間・効果が得られます。
そこで、筆者の亀山さんは、毎日の習慣を管理するのに「ハビットトラッカー」をおすすめしています。
ハビットトラッカーは1カ月間、自分の目標が達成できたか記録していくツールです。
上記のやり方以外にも、カレンダーやスケジュール帳などの日付項目に「◎」「できた!」と書くなど、元々あるツールで簡単にスタートすることができます。
共感を呼ぶ文章を書く3つのコツ
・相手の気持ちを先回りする
・説得力を大切にする
・感動したら熱が冷めないうちに書く引用元:P180 共感を呼ぶ文章を書くコツ
本書を読んでいると、
「そうはいっても、〇〇って難しいですよね」
「私も最初から出来ていたわけではなく‥」
といったように気持ちに寄り添ってくれる部分が多く、共感しやすいと感じていました。
なにかを説明するときには、「正確な情報を伝えなくちゃ」と視野が狭まりやすいですが、そんな時こそ相手の不安な気持ちに寄り添うことが大切だと感じました。
文章を書くときはもちろん、日常生活でも意識していきたい内容でした。
今回は、書籍「働く女子のわたしらしく「書く」習慣」のご紹介でした。
最近バレットジャーナルというノート術を知ってから、タスク管理をしています。
そこから派生して、色々なノートの書き方を知りたいと思っていた時に、この本に出会いました。
著者は、一般企業に就職したものの、組織体系になじめず退職し、フリーランスになったという経歴をお持ちでした。
私もなんとなく「会社」という組織にカチッとはまることが出来ず、やきもきすることが多かったので、「自分らしく働きたいと思う人を応援したい」という筆者の思いにぐっときました。
著者の経験を元に、「自分らしく働く(暮らす)」ヒントがたくさん散りばめられた一冊でした。
書籍の内容が気になっていた方の、少しでも参考になる内容があればとても嬉しいです。